訪問マッサージとは?
ご高齢の方や歩行が困難な方など、医師よりマッサージの必要性が認められた方が対象となります。ご自宅や入居施設（有料老人ホームやグループホームなど）にお伺いし、患者様の症状に合わせたマッサージや機能訓練を行います。
医師の同意のもと、関節の拘縮や筋の萎縮・麻痺などに対して、医療上必要と判断される症状にマッサージを施すことで、身体機能の維持や回復を促します。料金は健康保険が適応となりますので、保険証の負担割合(1～3割)に応じて算定されます。
施術頻度は症状に合わせて週２回程度で利用される方が多いですが、週１回からでもご利用いただけます。
マッサージの適応疾患
- 脳血管疾患(脳梗塞・脳出血など)の後遺症
- 寝たきりなどで、筋肉の麻痺や関節拘縮がある方
- ご高齢や病気などで運動機能が低下している方(※適応症として、診断名が決まっている訳ではありません。)
訪問マッサージの効果
マッサージを定期的に行うことにより、血液循環と代謝の改善、筋力の維持と向上が期待できます。マッサージでは、血液やリンパの循環を促し、体内の老廃物を代謝することにより、痛みや痺れを軽減することができます。
また、硬くなった関節や筋肉をほぐし関節の運動を行う事で、関節拘縮の予防と改善を図れます。体位変換が困難な方や寝たきりの方には、浮腫みや床ずれの予防や改善を促してお身体の回復を一歩ずつ進めて、ADLの向上をめざして行きましょう。
訪問鍼灸とは?
しびれや痛みなどが慢性的に続いている方に対して、医師から鍼灸の必要性が認められた方が対象で、下記の適応疾患に該当する方が対象です。訪問マッサージと同様に、ご自宅や入居施設（有料老人ホームやグループホームなど）にお伺いし、ご利用者様の症状に合わせた鍼灸と機能訓練を行います。
利用回数も訪問マッサージ同様に、週２回程度のご利用が一般的です。
鍼灸の適応疾患
- 神経痛
- 五十肩
- 頚腕症候群
- 腰椎症
- リウマチ
- 外傷頸部捻挫の後遺症（ムチウチ）
訪問鍼灸の効果
鍼灸は血流改善やリンパの流れを促進し、自律神経のバランスを整えたり内臓疾患や神経系の疾患に対して有効です。
上記の疾患に対して、まずは痛みの軽減を目標にして行って参ります。
必要に応じて電気鍼も行い、患者様の症状と患者様のご希望に合った治療を選択して参ります。
ケアマネージャー様
患者様の症状に合わせて最善の方法をご家族様と一緒に考え、ご希望と心に寄り添い
目標を立てて治療にあたらせていただきます。訪問でのマッサージや鍼灸を行いますが、
機能訓練も一緒に行っております。起立動作、片足立ちや足踏み、踏み台昇降、
歩行訓練(横歩きや後ろ歩きも)、ストレッチングなどお一人ではなかなか継続して行えない
事も一緒に行います。
寝たきりにならない、寝たきりにさせない。心も明るく残りの人生を前向きに過ごして
いただける様に、日常生活でのアドバイスや運動指導など長いスパンでの健康づくりを
お手伝いしていきたいと考えております。
常に若々しく元気であって欲しいと会話を大事にし、痛みや辛さがあっても少しの時間でも
患者様が笑顔で過ごせる様に治療の時間は心を込めて接しております。
ご担当の方のお身体の状態や心配事などがございましたら、お気軽にご相談下さい。